免許の取得 2つ方法
国家試験免除コース? それとも受験コース?
小型船舶操縦免許証を取得する2つの方法
一つは 国家試験を直接受験し合格する「国家試験受験コース」
もう一つは、海ナビ小型船舶教習所のような国土交通省に認められた登録教習所で所定の時間講習を受け、続いて修了審査を受け合格する国家試験免除コースがあります。
どこが違うのか
「国家試験受験コース」は、ボートスクールなどで学科と実技の教習を受け、1~2週間後の試験日をめざし自宅で受講した内容の学習(学科は教科書と問題集で学習、実技は操船のイメージトレーニング)をして試験に備え、試験会場に出向き受験し合格します。緊張や一発試験に強い人向けといえます。万一、不合格の場合は約1ヶ月後の試験日に向けて受験に必要な書類と試験料を添えて受験申請し受験します。
「国家試験免除コース」は、登録教習所で所定の時間教習(二級は学科12時間実技4時間の2日間・特殊は学科6時間実技1.5時間の1日半)を受け、引き続き行われる修了試験を受け合格します。万一、修了審査に不合格な場合は、海ナビ教習所では、その場で補習を受け再度修了試験を受け合格します。海ナビ教習所では、補習や再試験の費用は戴いておりません。
愛知海ナビボート免許センターの教習は、国土交通省登録海ナビ小型船舶教習所が行います。
特殊小型船舶免許 |
2級小型船舶免許 | 1級小型船舶免許 | |
乗れる船の 大きさ・種類 |
水上オートバイ(エンジン出力制限なし) | 水上オートバイを除く20トン未満の船舶。(エンジン出力制限なし)(レジャー用は24m未満まで) | 水上オートバイを除く20トン未満の船舶。(エンジン出力制限なし)(レジャー用は24m未満まで) |
航行区域 | 海岸から2海里(約3.7km)以内 | 海岸から5海里(約9km)以内。及び平水区域 | すべての水域 |
取得年齢 | 16歳以上 | 16歳以上(但し18歳までは5トン未満) | 18歳以上 |
特徴 | 水上オートバイを仲間と一緒に爽快に走らせたり、ウェイクボードやバナナボートで楽しんだりできます。伊勢湾・三河湾は平水区域なので海岸から2海里以内をどこまでもツーリングできます。外海は、沖に向かって2海里以内、安全に発着できる地点から右と左に15海里以内です。 | 魚釣りやマリンスポーツが楽しめる海の普通免許。伊勢湾・三河湾内は、平水区域なのでどこでも自由に航行できます。外海は海岸から5海里以内を船舶検査証書に記載されている航行区域の範囲で航行できます。沿岸小型船は5海里内の沿岸をどこまでも。もちろん琵琶湖もOKです。 | 外洋まで航行できる小型船舶のトップライセンスです。5海里よりも少し離れたところにある魚礁などに釣りに行くには一級が必要です。カジキなどの大物釣りや島へのロングクルージングなど海を本格的に楽しみたい方に最適です。はじめから1級を取得できます。 |
特殊小型 2級小型 1級小型 取得に必要な日数と費用 | ||||
特殊小型 | 2級小型 | 1級小型 | 進級(2級→1級) | |
受講必要科目 |
学科(特殊) ・実技(特殊) |
学科(一般) ・実技 |
学科(一般)(上級) ・実技 |
学科(上級) |
学科教習日数 |
1日 |
1日半 |
3日 |
1日半 |
実技教習日数 |
半日 |
半日 |
半日 |
免除 |
受講料(教材含む) |
61,900円 |
111,600円 |
161,400円 |
34,400円 |
免許等申請手数料 | 8,100円 | 8,400円 | 8,600円 | 8,600円 |
合計 |
70,000円 |
120,000円 | 170,000円 | 43,000円 |
2級小型と特殊をセット 1級小型と特殊をセット 取得に必要な日数と費用 | ||
2級と特殊セット | 1級と特殊セット | |
受講必要科目 |
2級 学科(一般)と実技 特殊 学科(運航のみ)と実技 |
1級 学科(一般と上級)と実技 特殊 学科(運航のみ)と実技 |
学科教習日数 | 2級と特殊で2日 | 1級3日と特殊半日 |
実技教習日数 | 2級半日と特殊半日 | 1級半日と特殊半日 |
受講料(教材費含む) | 140,400円 | 191,200円 |
免許等申請手数料 | 8,600円 | 8,800円 |
合計 | 149,000円 | 200,000円 |
身体適性基準
各種免許を取得するには、以下の身体適正基準を満たしている必要があります。疾病や障害のある方は事前にご相談ください。
視 力
左右共に0.5以上。一眼が0.5未満の場合は、他眼の視力が0.5以上かつ視野が150度以上が必要です。(メガネ等、矯正可)
色 覚
夜間において船舶の灯火の色が識別できること。
聴 力
5mの距離で、話声語の弁別ができること。(補聴器可)
疾病および身体機能障害
軽症で小型船舶操縦士の業務に支障がないこと。
※色弱の方、身体に障害のある方は、事前にご相談ください。
※心臓疾患、眼疾患、脳疾患がある方は必ず事前にご連絡頂きます様お願いします。(専門医の診断書が必要になる場合があります)
※運動機能に障害のある方は、試験機関の検査が必要になる場合があります。
免許取得の流れ
受講の申し込み
海ナビ小型船舶免許教習所にメールまたは電話で、ご希望の受講日を伝え日程の打ち合わせを行います。
必要書類等の準備・提出
必要書類と費用を期日までに海ナビ小型船舶教習所に提出します。書類は郵送または事務所に持参してください。費用は振り込みまたは書類と一緒に持参してください。持参いただく場合は実技教習等で事務所から出ている場合がありますので事前にご連絡ください。必要書類の説明書や受講申込書、委任状、身体検査証明書、同意書等をダウンロード(ダウンロードはこちらから)するか海ナビから郵送で取り寄せます。
その他に、写真(目に髪が掛からないよう注意 タテ4.5cm ヨコ3.5cm)5枚(内1枚は身体検査の用紙にお張りください。特殊と二級のセットの場合は6枚)と本籍地が記入された住民票1通を用意してください。(写真はスマホで撮ってコンビニでプリントすれば200円くらいです。その際、背景は白やグレーの壁など無地でないと証明写真になりませんからご注意ください。)
教習等を受ける
教習を所定の時間受講し修了試験に合格してください。二級小型は、学科1.5日、実技半日です。
通常は2日 とも 朝8時から海ナビの事務所で行います。
学科先行コースは、初日に学科教習8時間受講し、2日目に実技と学科を半日ずつ受講し、その後修了試験で午後6時頃に終了します。
実技先行コースは、初日に8時から実技と学科を半日ずつ受講し、実技はその日に修了試験を受けます。二日目は、8時から8時間学科教習を受け終了後に学科の修了試験を受けます。
約2週間後に免許証が発行
教習修了後の最初の火曜日から国等へ免許発行の申請が始まり、約2週間後にはご自宅等へ免許証をお送りします。
受講に必要な書類
① 受講申込書(必要事項を記入してください)
② 証明写真 (タテ4.5cm ヨコ3.5cm 5枚 内一枚は身体検査証明書に貼ります。無帽、背景が無地、髪が目に掛かっていないことが必要です)
③ 本籍地記載の住民票
④ 海事代理士に手続きを委任する委任状 (名前と日付を2カ所に記入。4カ所に押印してください。上側の 記 の下の日付と試験名等は記入しないでください。)
⑤ 身体検査証明書 氏名・住所等を記入し、写真を貼り、医師の診断を受けてください。
⑥ 同意書は特殊小型のみ必要です。
⑦ 小型船舶免許証や海技士免状(航海・機関)等をお持ちの方は申込時にコピーを提出し、免許証も国に返却するためその後期日までに提出してください。
* 必要書類は下記のダウンロードのページからプリントしてお使いいただくか郵送させていただきます。
必要書類のダウンロードはこちらから