安全航海・トラブル回避

このページは、安全な航海のために皆さんと情報を交換し共有する場です

皆さんからの安全に関する情報をお持ちしています。

海上保安庁が作成している ハザードマップ

以下は、海上保安庁が三河湾と鳥羽港について衝突事故や乗り上げの事故例や事故が集中している所をまとめたハザードマップです。

衝突事故は、やはり「見張りの怠り」、「居眠り」、が多いようです。航行中はもちろん漂泊中も錨泊中も常に360度全方向の見張りをおこない事故を防ぎましょう。

乗り上げ事故は、航行する海域の水深や潮汐、危険な岩などを前もって調べておく「水路調査」が出来ていなかったり、釣りに夢中になりすぎて浅瀬に近づいていることに気がつかない「船位不確認」「見張り不十分」などが多いようです。

 

水没した堤防への乗り上げ事故

ナガシマスパーランドの南側導流堤への乗り上げ事故

木曽川右岸の導流堤です。ナガシマスパーランドの南岸から5km伸びています。この状態では堤防がよく見えますから乗り上げることはないのですが、大潮の満潮時には水没して見えなくなります。水面より40~50cm下になりますから真上くらいまで近づかないと見えません。下の画像は水没しかけの堤防です。

この後、まったく導流堤が見えなくなります。

この道流堤の存在を知らない人がフルスロットルのままで堤防に乗り上げ、全員海に投げ出され、船底を大破し船外機やドライブを吹っ飛ばすという海難事故が度々起きています。

ヨットモーターボート用参考図にはこの導流堤が水没することが書かれています。自分が航行しようとする水域にはこのような危険箇所がないか、海図やヨットモーターボート参考図で調べたり、水域の状況をよく知っている人に聞くなど事前に必ず調べるようにしましょう。

干潮時にはどの辺が浅くなるのか調べておきましょう

上は、木曽川の国道1号線の橋(尾張大橋)の上流付近の普段の画像です。

下は、ほぼ同じ場所の干潮時です。対岸よりに砂が出ているのが分かります。

乗り上げ事故を起こさないため、干潮時には、どの辺がどのくらい浅くなるのかを調べておくようにしましょう。

木曽川の場合、国道1号線より下流800m付近までは大潮の干潮時は川の中央部ではプロペラが砂を巻き上げることがあります。また、川の両サイドにはいくつか沈床があり岸から100m位離れないとプロペラやドライブが破損することがあります。

国道1号線より上流は、東名阪の下までは左岸(愛知県側)を航行し、東名阪より上流は右岸(三重県側)寄りに進む必要があります。

木曽川河口付近の境港から出たところは右岸(西側)よりを通りましょう

木曽川河口付近の国道23号(名四)から伊勢湾岸道までの間にある木曽岬漁港(境港)の入り口は干潮時には浅くなってしまいます。右岸(西側)寄りを通るようにしましょう。

伊勢湾・三河湾の危険箇所

三河湾のことをよく知っておられる地元のボート関係者の皆さんに聞いたところ、以下の情報を教えてもらうことが出来ましたので紹介します。

日間賀島西港入り口のネズミ島岩礁群

師崎水道の角石と下瀬礁は、灯標があるので確認出来るが、危険なのがネズミ島南側に300m位まで根が長く延びている岩礁群。日間賀島西港から、師崎港へ航行する時は充分ネズミ島岩礁群を避けて大廻りする必要がある。

一色沖の矢作川堆積砂

矢作古川と矢作川の砂が、一色から吉良沖まで堆積し浅い浅瀬となっている。衣浦港へ入港する時は、出来るだけ佐久島寄りに近付き、生田ブイ近くを通過しながらこの付近一帯の浅瀬を避ける。冬場は名古屋に抜けた伊吹おろしが三ヶ根山と佐久島の間を通り、せばまれた風道は乱気流や突風を作り気象が急変するので十分な注意が必要。

佐久島海釣り公園西側の岩礁地帯

佐久島太の浦入口の海釣り公園の西側には、広く岩礁地帯が根を出している。佐久島の東港から、西港方向に航行する時は特に測深計から目を放さないよう岩礁を確認しながら十分注意して航行する必要がある。

佐久島黒崎沖の洗岩と岩礁群

佐久島西港から北側に掛けて岩礁群が根を下ろし、特に沖埼沖にトーガ瀬と呼ばれる洗岩・干出岩があり、ヨットがよくキールを削っている。

日間賀島と佐久島の間の大磯立標岩礁群

日間賀島と佐久島の間の大磯立標岩礁群は、地元の船でも近づけない暗礁が広がっている。毎年のように進水間もないボートやヨットが座礁事故を起こし漁船に救助されているとのこと。日間賀島と佐久島の間は広く見えるが、限られた航路なので航行しない方がよいそうだ。